
田町といえば、NEC本社ビルです。NECはかつて日本が半導体産業の最好調期に世界1位の座に輝いていた企業なだけに堂々とした佇まいです。
企業情報を調べました。(Yahoo)
2019/3期データ
従業員数(連結):110,595人
売上高:2兆9134億円
営業利益:585億円
経常利益:780億円
純利益:402億円
純利益/売上高 (ROS):1.38%
一人当たり、2634万円のモノを売って、36万円利益を出した、というイメージです。
総資産:2兆9506億円
自己資本:8696億円
資本金:3972億円
自己資本比率:29.1%
純利益/総資産 (ROA):1.39%
純利益/自己資本 (ROE):4.62%
従業員一人当たり、株主から359万円を集めて、銀行から1882万円借りて、359円を786万円まで増やしていますというイメージでしょうか。
株価:4,100円 (2020/5/8 15:00)
発行済株式数:260,473,263株 (2020/5/8)
時価総額:1兆679億円 (2020/5/8)
純資産/株数 (BPS):3427円 (2019/3)
純利益/株数 (EPS):250円 (2020/3)
一株配当:60円 (2020/3)
時価総額/純資産 (PBR):1.2倍 (2020/5/8)
時価総額/純利益 (PER):16.38倍 (2020/5/8)
会社そのものの価値は、1株あたり3427円ですが、株主は将来性に期待して、4100円なら買う、という状況でしょうか。4100円で株を買った場合、3月になると60円がもらえます。

株価は変動するので、配当で得をするとは限りません。ただし、会社そのものの価値(3427円)を大きく下回ることはないでしょう。ただし、今後の成長が期待できない場合は、下がっていくのでしょう。
4100円が高いかどうかは、NECさんの今後の経営がどうなっていくかで決まってくるのですね。どんな事業をしているのか見てみました。
官公庁・企業向けITサービス大手。通信インフラ国内首位。画像認証技術に強み。宇宙事業も。
通信インフラは今後もなくてはならないものですね。今後どのようになっていくか、またみていきたいと思います。
と思ったら、以下のニュースを見つけました。
5/8 19:41 配信
NEC <6701> ★前期最終を54%上方修正・23期ぶり最高益更新へ
◆20年3月期の連結最終利益を従来予想の650億円→1000億円に53.8%上方修正。増益率が63.8%増→2.5倍に拡大し、23期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内のICT投資需要が堅調に推移する中、システムプラットフォーム事業やネットワークサービス事業、社会公共事業などの収益が改善した。子会社の清算結了に伴う税金費用の減少なども最終利益を押し上げた。
2019/3の純利益402億円に対し2020/3は1000億円ということです。おめでとうございます。週明けの株価はどうなるでしょうか。