本ログ タモリのTOKYO坂道美学入門

タモリのTOKYO坂道美学入門

今や「古典」の域に達している本ですが、確か、2009年頃に買った当初は、自分でも、「相当マニアックな本だな」と思った。当時からすでに一人で東京の街をあてもなくひたすら歩き回ったり、自転車で散策していたが、目的を持っていたわけではない。本当に、取り憑かれたように、Google mapを見ながら塗り潰すように東京のくねくねした道をただひたすら「確認」していた。なんとなく、自分が住んでいる街を「確認」しておかないと不安だった。群馬や仙台は比較的、「確認」しやすいし、なんとなく雰囲気でわかった。だけど、東京は終わりがなかった。その「確認」の最中に、変にくねくねしている理由が、そこが段差になっていたり、実は川だったりしたということが、わかってきた。数々の「坂」をみた。その時に、この本を見つけ、「なんかわかるわ、この感覚」って思った。それをきっかけにして、今は、同じような「感覚」の人にたくさん出会うことができた。まさに、運命的な一冊であったと思う。

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